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パビスタンプは日本の気候風土に似た地中海地方で生まれた建材です。日本の気候風土に非常に適した塗り壁材です。
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2009/06/17(Wed)

[その他] セフティーネット融資に会社を潰されてしまった実話 “4”

セフティーネット融資に会社を潰されてしまった実話 “4”
セフティーネット融資で真水(手元に届いた現金)はどれほどだったのでしょうか、
政府は世界同時不況はそこを打ったかのような宣伝しています、今回の不況の
張本人の証券会社所属の経済評論家は好況ムードを盛り上げようとしているの
か、じきにサブプライムローン破綻以前の景気に回復すると吹聴しています。

誰が聞いてもそんなわけは無い、とわかりきった嘘をNHKの経済討論番組でも
言っています、少なくとも現在の景気回復感は中国の経済政策の結果であり、
底を打った訳では有りません、以前、体験したバブル崩壊の体験から見ても、政
府の失策が有ったと言われてはいますが、そんなに簡単に片付くわけがありま
せん。 更に、回復したとしても、中国の万博特需をあてにして多めに見積もっ
ても良くて70%の回復が上限ではないでしょうか?

大量に作られた金融派生商品(デリバティブ)が、未だにその全容が明らかに成
っていません、GMだけの問題ではありません! 従って、少なくともアメリカの
経済回復はまだまだ先のことで、このまま外需をあてにしていては、日本の経済
もしばらくは本格的な上昇など期待できません。

従って、早期の景気回復対策は内需を活性化させることしか方法が有りません、
しかし、そう簡単に変えられるものでも有りません、そこで、銀行が果たす役割は
大きなものが有りますが、現在のような対応ではそれすら望むことは出来ません。

銀行は地域密着型金融(リレーションシップバンキング)機能強化をしていたはず
です、昔、決算書は3種類必要と言われた時代がありました。本物の決算書と銀
行用決算書そして税務署用決算書のようですが、しかし、企業は銀行に何でも相
談して最も良い方法を一緒に考えてもらえると言うことがリレーションシップ(お客
さまとの親密な長いお付き合い)の意味だと私は理解しています、そのためには、
理解し難い言葉“期限の利”に拘らず企業に辛抱強く付き合うことであり、今回の
お話のように何でも相談した結果が“貸し剥がし”では全く信頼できません。

本物のリレーションシップバンキングの実行と、それを支援する政策が無ければ
中小企業対策が万全と言えないのではないでしょうか。 目的を踏まえた政策と
血の通った現場の対応が何よりも大切です。
            辻 捨丸 giemon@giemon.co.jp


by vonsumaine | 2009/06/17 15:06:00 | その他 | comment(0) | trackback(0)
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